久しぶりのケーキ作りに笑顔が広がりました ~「できた!」が自信につながる時間~
2026/06/17
当事業所では、利用者様一人ひとりの「やりたいこと」や「好きなこと」を大切にしながら活動を行っています。
先日、ある利用者様と一緒にケーキ作りを行いました。
この利用者様はお菓子作りが好きで、特にケーキ作りが趣味でした。しかし、身体の状態の変化により手に力が入りにくくなり、ご自宅では以前のようにケーキを作る機会が少なくなっていたそうです。
そんな中、「ケーキを作ってみたい」という思いをお聞きし、今回の活動を企画しました。
スタッフが材料や道具を準備し、できるだけご本人が主体となって作業を進められるように支援を行いました。
まずは生地作りからスタート。
材料を混ぜたり形を整えたりする工程では、ご本人が真剣な表情で取り組まれていました。長い間ケーキ作りから離れていたとは思えないほど、手順をしっかり覚えておられ、自然に作業を進める姿が見られました。
一方で、生地を切り分ける作業や力が必要な工程では、どうしても難しさがあります。
そのため、スタッフが手を添えたり、一緒に包丁を持ったりしながらサポートを行いました。
「全部を代わりにやる」のではなく、「できる部分はご本人に行っていただき、難しい部分だけをお手伝いする」。
私たちが大切にしている支援の考え方です。
今回も利用者様の持っている力を最大限に活かしながら、一緒にケーキを完成させることができました。
ケーキ作りは単にお菓子を作る活動ではありません。
過去の経験や思い出を振り返ったり、自分の得意なことを再確認したりする機会にもなります。
完成が近づくにつれて利用者様の表情もどんどん明るくなり、「うまくできそうだね」と笑顔が見られるようになりました。
そして、いよいよ完成。
出来上がったケーキは想像以上の仕上がりでした。
きれいに切り分けられたケーキを見て、周囲にいたスタッフからは「すごい!」「おいしそう!」という声が上がります。
ほかの利用者様も興味津々で集まってこられ、みんなで完成したケーキを眺めながら自然と笑顔になっていました。
もちろん最後はみんなで試食です。
「おいしい!」
「また食べたい!」
という感想がたくさん聞かれ、あっという間になくなってしまいました。
作ったご本人も嬉しそうな表情を見せてくださり、その様子を見てスタッフも温かい気持ちになりました。
私たちは日々の支援の中で、「できないこと」に目を向けるのではなく、「できること」や「できそうなこと」を大切にしたいと考えています。
身体機能の変化によって以前と同じようにはできなくなったことがあったとしても、工夫や支援があれば再び挑戦できることはたくさんあります。
そして、その成功体験は大きな自信につながります。
今回のケーキ作りも、完成したケーキそのものだけでなく、「自分にもまだできる」「また挑戦してみたい」という気持ちを育む大切な機会になったのではないでしょうか。
活動終了後には、「また作りたいね」という言葉も聞かれました。
その一言からも、今回の活動が楽しく充実した時間だったことが伝わってきます。
生活介護では、利用者様それぞれの好きなことや得意なことを活かしながら、その人らしい生活を送るためのお手伝いをしています。
これからも利用者様の「やってみたい」という気持ちを大切にし、一緒に挑戦しながら、たくさんの笑顔が生まれる活動を続けていきたいと思います。
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