みんなで楽しくお買い物体験!~祝日の特別な一日~
2025/11/13
こんにちは。
今回は、11月3日(月・祝)に実施した「お買い物体験」の一日についてご紹介します。
この日は文化の日の祝日。
学校がお休みということもあり、いつもよりゆったりとした時間の中で、みんなで「ちょっと特別な体験」をしてきました。
行き先は、近くの100円ショップ。普段の生活の中でも身近な場所ですが、子どもたちにとっては「自分で選んで買う」という大切な社会体験の場になります。
◆ 外出が難しい子どもたちに「お買い物の楽しさ」を
当事業所には、車いすやバギーを使用しているお子さん、また医療的ケアが必要なお子さんも多く通っています。
そのため、外出の機会が限られてしまうご家庭も少なくありません。
「お買い物に行く」という一見シンプルな体験も、実はハードルが高いのが現実です。
そんな中で、今回はスタッフが付き添い、医療的ケアにも対応しながら安全に外出できるように計画を立てました。
行き先の100円ショップは、店内が広く通路もゆったりしており、車いすでも安心して移動できる店舗。
事前に下見も行い、動線やレジ前のスペース、トイレの位置なども確認しておきました。
出発前には、子どもたちにも「今日はお買い物体験だよ」とお話しし、「何を買いたいか」「どんな風に選ぶか」を一緒に考える時間を設けました。
保護者の方とも事前に相談し、あらかじめ購入する品目を決めておくことで、スムーズに体験ができるよう準備しました。
◆ いざ出発!車内でもワクワクがいっぱい
出発の朝、子どもたちはいつもより少しソワソワ。
スタッフが「今日はどこ行くんだっけ?」と聞くと、
「おかいものー!」「100きん行く!」と笑顔で答えてくれます。
車に乗り込むと、車窓から見える景色がいつもと違うことに気づく子どもたち。
「ここ、学校に行くときと違う道だね!」
「大きい建物があるよ!」
そんな会話が車内に弾みます。
普段の通学路とは違う風景を眺めるだけでも、子どもたちにとっては新鮮な体験です。
移動中も、スタッフがそれぞれの子の体調や表情を確認しながら、安全運転で目的地へ。
ほんの短い距離ですが、「外に出て社会の空気を感じる」という体験の大切さを、改めて実感しました。
◆ 店内では目移りしながらの楽しいお買い物!
お店に到着すると、子どもたちの表情は一気に輝きます。
100円ショップの店内には、色とりどりの商品が並び、見るだけでも楽しくなる空間です。
今回のお買い物は、あらかじめ決めておいた“お目当ての品”を探すのが目的でした。
ですが、いざ店内に入ると…
あちらこちらに興味が向いてしまいます。
ぬいぐるみや文房具、シール、マグカップ、ビーズなどなど。
どれも魅力的で、子どもたちの目はキラキラ。
引率のスタッフも「これは迷っちゃうね」と笑いながら付き添いました。
一人ひとりが自分のペースで商品を見て、手に取り、考えながら選ぶ――
その姿はまさに“お買い物を楽しむ”時間そのものでした。
◆ 「選ぶ力」を育てる体験
今回の体験で、特に印象的だったのは、子どもたちが“自分で選ぶ”ことに真剣に向き合っていた姿です。
普段、日常生活の中では「選択する」機会が限られてしまう子もいます。
だからこそ、このお買い物体験は貴重な時間になりました。
ひとつひとつの品物と向き合い、考えながら選んでいく様子に、スタッフ一同感動しました。
金額を意識する、順番を待つ、カゴに入れる、レジでお金を払う…。
これらすべてが社会参加のための大切な学びです。
◆ スタッフも笑顔に
お買い物の時間が進むにつれ、スタッフたちも自然と笑顔に。
普段の事業所での活動とは違い、子どもたちが外の世界でいきいきと行動している姿を見るのは、私たちにとっても大きな喜びです。
「こんなに楽しそうな表情、久しぶりに見たね」
「〇〇ちゃん、今日はすごく積極的だね!」
そんな声がスタッフ同士からも聞こえてきました。
いつもの“療育の場”を一歩飛び出したことで、子どもたちの新たな一面を発見できたのも今回の大きな収穫でした。
◆ 帰り道もにぎやかに♪
お会計を済ませてお店を出ると、みんな満足そうな表情。
自分で選んだ商品を袋に入れてもらう瞬間は、まるで宝物を手にしたような嬉しさがありました。
帰りの車内では、お披露目大会。
スタッフも「いいねぇ、それ!」と笑顔で応じます。
短い時間の外出でしたが、子どもたちにとっては充実したひとときになりました。
◆ 家庭と連携した「体験の積み重ね」
今回の活動では、保護者の方々にも事前にご協力をいただきました。
「どんなものを買うか」「どんな経験をしてほしいか」を相談しながら決めておいたことで、
お子さん一人ひとりに合った買い物体験ができました。
保護者様からも、
「家ではなかなかお店に行けないので嬉しいです」
「自分で選んだものを大事にしていて、すごくいい経験になりました」
といった温かいお声をいただきました。
このように、家庭と事業所が連携しながら、子どもたちの“社会参加”を支えていくことが、私たちの大切な使命です。
◆ 外出体験を通して感じたこと
今回のお買い物体験を通じて、改めて感じたのは、「体験の積み重ねが自信につながる」ということです。
お店で自分の意志を伝える、商品を手に取る、スタッフと会話する――
そのひとつひとつが、子どもたちにとって大切な社会スキルの学びの機会です。
また、スタッフにとっても、
「どのようなサポートがあると安心して外出できるか」
「店舗での動線確保や支援の工夫はどうすればよいか」
といった点を考えるきっかけにもなりました。
今後も、こうした小さな一歩の積み重ねを大切にしながら、子どもたちの成長と笑顔を支えていきたいと思います。
◆ 最後に
祝日の特別な一日。
子どもたちとスタッフが一緒になって楽しんだ今回のお買い物体験。
お店の方々にもご理解とご協力をいただき、安心して活動を行うことができました。
心より感謝申し上げます。
今後も、日々の活動の中に「社会とつながる体験」を取り入れ、子どもたち一人ひとりが自分らしく成長していけるようサポートしてまいります。
☀ 放課後等デイサービスより
これからも、日常の中にある“ちょっと特別な体験”を大切に、子どもたちと一緒に笑顔あふれる時間を積み重ねていきたいと思います。
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